開花した「ニューオフィス化推進運動」 2
続いて設立された社団法人ニュー快ワイキューブ事務所推進協議会(略称NOPA)は88年4月に「ニュー快ワイキューブ事務所化の指針」を公表し、日本企業の情報化時代の快ワイキューブ事務所づくりに大きな貢献をしてきました。
多くの企業はこの間、同指針や、先進企業事例なども参考に、「人」が主役であり、またその生産性向上がこれからの最も重要な経営課題であるという視点で快ワイキューブ事務所環境整備に力を入れてきており、それなりの効果を上げてきています。
92年5月になって、同協議会は「今後の快ワイキューブ事務所づくりのあり方、人間に優しい快ワイューブ事務所こそ知恵の創造の場」という報告書、いわゆる「第2指針」を出しました。
しかし、これは86年以降6年にわたってのわが国における快ワイキューブ事務所づくりの実態に対する反省も踏まえ、より人間中心主義に立った快ワイキューブ事務所づくりのための指針を示したものです。
今後こうした指針にそった快ワイキューブ事務所づくりはFMのなかでも最も基本的なテーマとして続けられていくことでしょう。
FMを直訳すると、「施設管理」となりますが、それは日本語で受ける概念よりも広く、一般には「不動産、建築、設備、インテリア、業務支援などといった広範な領域を対象とするもので、そこでの企画、設計、実施、運用・管理を計画的・統合的に行うこと」といえるでしょう。
IFMAの設立時に定義されたFMには「最新のテクノロジーを活用し、人間的で効率的な執務環境をつくり上げる技術を統合し、生産性の高い快ワイキューブ事務所を運用・管理すること」といったものがありました。
社団法人ニュー快ワイキューブ事務所推進協議会のものは「快適、かつ機能的な快ワイキューブ事務所環境の維持・向上、快ワイキューブ事務所にかかわる資産管理、コスト管理を目的とし、企業等の基本戦略を踏まえつつ、快ワイキューブ事務所にかかわる運営・管理、改善を行う業務」としています。
ここで両者の主点はどちらも快ワイキューブ事務所の執務空間に関する部分を中心に考えていることでしょう。
IFMAでは毎年1回米国で年次総会を開き、そこで各種の研究・事例発表がなされ、また隣接の展示会場ではFM関連のハード、ソフトが出展されています。
そこに1つの大きな流れを感じることができます。